ピラティスのメリット

 

 

妊娠中の母体は、9ヶ月の期間それぞれの段階において色々な変貌をとげます。またその母体の変化により精神にも不安をもつこともあります。

お母さんの心理状態というのは、赤ちゃんの健康をも左右し、現在の研究では母体が受けるストレスが赤ちゃんの免疫系に影響を与え得ることを示唆する事例も増えています。

研究では、体の変化(特に姿勢の変化)に対応するためには、体の奥の深層筋を鍛えることが最も大切で、効果的と言われています。

ピラティスエクササイズ゙はそう言った深層筋を鍛える事を得意とし、また胸式ラテラル呼吸(肺呼吸)を行う事でお産(陣痛)の準備を行うことにもつながってきます。心肺機能の向上へと導きます。

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つまり、

産前のピラティスでは、筋肉を整えながら鍛えていき、

関節を安定させることで姿勢の変化に対応していきます。

その上呼吸法では心のリラクゼーションも得る事が出来るのです。

 

 

 

妊娠期の母体の特徴である、骨盤の前傾による腰椎の湾曲、そのせいで胸椎と頸椎も湾曲が大きくなり結果的に臀部の筋肉が十分に働かずつっぱり、太ももの後ろが異様に働き過ぎてしまいます。

乳房の重みで胸椎をさらにひっぱられ内に曲がり、肩の関節に負担も掛かります。

体重増加となれない育児で疲労も高まりストレスもたまりがちです。

赤ちゃんが生まれても、すぐに体が元通りに戻ることはなく、9カ月掛かってお腹が大きくなったのですから少なくとも同じ時間が掛かって体は戻っていくのです。

 

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       そもそもピラティスは、

第一次大戦の負傷兵のリハビリエクササイズとして考案されたエクササイズ法です。

体を回復させていく時期に安全に行う内容で組み立てられています。

それらをさらに現代の医学と研究によって改良された産後のリカバリーピラティスは、

無理なく体を妊娠前の状態に戻すのに有効的と言えるのです。